良かれと思ったフィードバックが部下を萎縮させる、伝え方の3原則
良かれと思ったフィードバックが部下を萎縮させていませんか。SBI型フィードバックと24時間以内に伝える原則など、伝え方を変える3つの工夫を紹介します。
フィードバックをしたつもりが、翌日から部下の口数が減った——そんな経験はないでしょうか。良かれと思って伝えた一言が、相手を萎縮させ、質問や相談が来なくなることは、エンジニア組織のリーダーであれば一度は覚えがあるはずです。
「詰めたつもりはない」のに萎縮が起きる現場
1on1で成果物のミスを指摘した翌週、その部下からの質問が目に見えて減った。コードレビューで改善点を伝えたら、それ以降レビュー依頼のタイミングが妙に遅くなった。こうした変化は、多くの場合フィードバックの「内容」ではなく「伝え方」に原因があります。本人に悪気がなくても、受け手にとっては人格を否定されたように響いていることが少なくありません。
評価とダメ出しが混ざるとメッセージが歪む
原因の多くは、結果への評価と人格への評価が同じ言葉の中で混ざってしまうことです。「なんでこうなったの」という一言は、状況を尋ねているつもりでも、相手には責められているように聞こえます。加えて、フィードバックのタイミングが1週間、2週間と空くほど、本人の記憶にある文脈とずれ、指摘が「今さら」感を伴って伝わりやすくなります。
SBI型で伝える、即日フィードバックの3ステップ
効果的なフィードバックには、状況(Situation)・行動(Behavior)・影響(Impact)の3要素を分けて伝えるSBI型が有効です。「昨日の設計レビューで(状況)、代替案の検討が省かれていたため(行動)、後工程で手戻りが発生した(影響)」というように、人格ではなく事実と影響を淡々と伝えます。ポイントは3つです。
- 気づいたその日のうちに伝える(24時間以内が目安)
- 結論だけでなく、次にどうすればよいかを一緒に考える
- 最後に相手の受け止め方を一言確認する
さいごに
フィードバックは、伝える側の技術次第で成長のきっかけにも、離職の引き金にもなります。まずは次の1on1で、SBI型を意識して一つだけ試してみてはいかがでしょうか。私たちも、こうした対話を大切にできるチームづくりに関心のあるエンジニア・PMの方からのご連絡をお待ちしています。