「DXに踏み切れない最大の理由は、お金じゃないんです。投資した分が、ちゃんと返ってくるか分からないことです」
これは、ある食品EC企業の経営者から、契約面談の冒頭で言われた言葉でした。月商3億円規模で、決して投資余力がないわけではない。それでも、「外注で大きな予算を使った後、結局使われずに終わる」という業界あるある話を何度も聞いていて、踏み切れない、と。
私は深くうなずきました。エイトの「レベニューシェア」は、まさにその一言を解くために設計したサービスです。
中小企業のDX投資が「失敗する型」
中小企業のDXが頓挫する型は、いつも同じです。
| 失敗の型 | 何が起きているか | 半年後に「機能が増えただけのシステム」が納品される | 要件凍結が早すぎた |
|---|---|---|---|
| 現場が使わず、Excelに戻る | 業務との接続検証が甘かった | 担当者が異動し、誰もメンテできない | 内製化と引き継ぎがなかった |
これらが起きる本質は、発注側と受託側で 「成功の定義」が一致していないこと です。発注側は「事業が伸びること」を求める。受託側は「契約期間内に納品すること」を求める。期間が終われば、両者の利害は離れてしまう。
レベニューシェアという、利害の一致
レベニューシェアは、開発・空間・人材を 初期費用ゼロで提供 し、事業が伸びた分だけ収益を分配いただく仕組みです。これは、決済モデルの工夫ではなく、両者の利害を構造的に一致させるための設計 です。
| 領域 | 提供するもの | 分配の対象 | 開発 | システム・AIプロダクト | 売上 or 削減コストの一定比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 空間 | エイトカフェ等の共創スペース | 利用拡大に応じた成果分配 | 人材 | エンジニア・PM・デザイナー | プロジェクト成果に連動 |
事業が育たなければ、私たちエイトは収益が立ちません。だから、契約後も「使われるか」「成果が出るか」を本気で追いかける動機が生まれます。20年・500社の開発実績と、MBAメソッドによる事業設計を投入するのも、その必然です。
向く会社、向かない会社
正直に書くと、レベニューシェアは万能ではありません。
向く会社:
- 売上 or コスト削減に直結するDXテーマがある
- 中長期で関係を作りたい
- 内製化を急いでいない
向かない会社:
- すでに要件が完全に固まっている
- 短期で完了 → 切り離したい
- データ・KPIを共有することに抵抗がある
このいずれでもない、というケースは、初期費用型の通常受託のほうが向いています。私たちは両方提供しているので、どちらが合うかは初回相談で率直にお話します。
おわりに
DXは、外注の発注ではなく、共創の構築です。「初期投資の壁で止まっている」会社の方は、一度レベニューシェアという選択肢を検討してみてください。事業の話、数字の話、組織の話を一緒に重ねながら、利害がそろう契約形態を、一緒に設計します。