デキルがつながる地方創生プロジェクト①「延岡市」

私たちが展開する「デキルがつながる地方創生プロジェクト」は、“地域の強み × 私たちの強み(人材・DX・共創コミュニティ)” を掛け合わせ、地方に新しい価値と機会を生み出していく取り組みです。

第1回の舞台は、宮崎県 延岡市。九州の中でも「自然 × 食 × 産業 × 人材」が凝縮された街です。

海・山・川のすべてを持ち、古くからものづくり都市/製造業の集積地として栄え、近年はDXやスタートアップ支援にも積極的。“地域資源 × デジタル × 人材育成”の三位一体モデルがつくりやすい街であり、地方創生DXの実験と展開に最も適した地域のひとつと言えます。延岡は、地域資源・産業・人材・行政の動きが自然につながり始めている都市でした。

1. 自然と食文化:圧倒的に豊かな「住みたくなる街」

延岡市の第一印象は、自然が都市の機能と無理なく共存している こと。

  • 海:日向灘の雄大な海岸線
  • 山:比叡山、行縢山などの名峰
  • 川:五ヶ瀬川による美しい清流文化

さらに、延岡は食の宝庫です。

  • チキン南蛮発祥の地
  • 海の幸(伊勢海老、鯛、ブリ)
  • 山の幸(ジビエ、山菜)

「生活のクオリティが高い地方都市」という点で、若者の移住先としてもポテンシャルがあります。


2. 企業 × 技術の街:老舗から新産業まで混在する構造

延岡市は、歴史的に製造業・化学企業の集積地です。

その代表格が旭化成。長年、延岡の技術文化を支えてきた存在です。

その結果、街には

  • 技術力の高い中小企業
  • 製造ライン・IoT・省人化に強い企業
  • 経験値を持つエンジニア層
  • 大企業文化と品質基準を理解した人材

が多く、“DXと親和性の高い街” という大きな特徴があります。


3. 市役所 × 企業 × コミュニティの「動きが早い」行政

延岡市は、行政の変革意欲が高く、

  • のべおか連携型ICT実装事業
  • スタートアップ支援
  • DXワークショップ
  • 民間との協働モデル

に前向きで、意思決定スピードも早い。

これは、地方でDXを成功させる最重要条件の一つ です。地域DX構想も、“行政 × 民間 × 人材育成”という延岡モデルの中核になります。


4. 教育 × 実践:若者の育成に力を入れる街

延岡市は若者育成にも積極的。

  • 延岡高校・延岡技術系校
  • 高専との連携
  • 学生向けICT・起業イベント
  • 地域企業 × 学校 × 行政の三者連携

宮崎県は教育DXにも投資しており、「若者 × デジタル × 地域課題」がつながりやすい点も強い。


5. 延岡でDXが進む理由(他地域と比較しても強いポイント)

延岡は、地方都市の中でもDXが成功しやすい構造 を持っています。

その理由は次の3つ。
① 企業の現場が“技術リテラシー”をすでに持っている
→ 製造・品質管理の文化があるため、デジタル導入の理解が早い。
② 行政が共創に積極的で、意思決定が早い
→ プロジェクトの進行速度が高い。
③ 若者 × 企業 × コミュニティがつながる導線がある
→ あとは「仕組み」と「人材育成」を入れるだけ。

この3つが揃う街は多くありません。

また、飲食・観光・宿泊の現場を回る中で、地域の食文化や景観が非常に魅力的で、“関係人口の増加”につながる素材が揃っていると実感しました。観光とDXを組み合わせるだけで、新しい動きがすぐに生まれる環境です。

総じて、延岡は「人を育てる → 仕事をつくる → 地域に定着する」というサイクルをつくるポテンシャルが非常に高い地域です。この仕組みは、他の自治体でも再現可能です。
延岡で見えたモデルをベースに、地域ごとに最適化しながら広げていくことで、地方の価値をもっと引き出せると確信しました。

■ エイトの地方創生DXプロジェクトについて

エイトは、人材育成× DX支援 × コワーキング連携 × リモートワーク活用 を組み合わせ、地域に“学び・仕事・実践”が循環する仕組みをつくる取り組みを行っています。

■ 地方自治体のみなさまへ

地域には、まだまだ伸ばせる価値があります。DX、人材育成、企業支援、拠点づくりなど、「どこから始めるべきか」を一緒に整理し、最適な形で伴走いたします。ご関心があれば、ぜひお気軽にご相談ください
共に、地域の未来をつくりましょう。

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