
中尾
Q1. まず、AIの進化をどのように見ていますか?

森田
AIは、単なる流行ではなく、社会の構造や働き方を大きく変える存在だと見ています。
これまで人が時間をかけていた作業や判断の一部をAIが担うことで、仕事の進め方そのものが変わっていくと思います。
ただ私は、AIを脅威としてだけ見るのではなく、人の可能性を広げる大きなチャンスだと捉えています。

中尾
Q2. よく「AIが仕事を奪う」と言われますが、どう考えていますか?

森田
確かに、なくなる仕事や変化する業務はあると思います。
でも本質的には、「仕事がなくなる」というより、「仕事の中身が変わる」という表現の方が近いと思っています。
単純作業や定型業務はAIが担いやすくなる一方で、人はより考えること、創ること、決めること、人と向き合うことに時間を使えるようになります。
だから私は、AIは人の仕事を奪うだけではなく、人がより価値の高い仕事をするための後押しになると考えています。

中尾
Q3. AI時代に、人にしかできないことは何だと思いますか?

森田
相手の気持ちを汲み取ること、本質的な問いを立てること、責任を持って意思決定すること、信頼関係を築くことだと思います。
AIは非常に優秀なツールですが、最後に「どうありたいか」「何を大切にするか」を決めるのは人です。
だからこそ、AIが進化するほど、人間らしさの価値はむしろ高まっていくと感じています。

中尾
Q4. AIは新しい事業づくりにも影響を与えるのでしょうか?

森田
大きく影響すると思います。
これまで人手や予算の都合で難しかったことでも、AIを活用することで少人数で早く試せるようになりました。
企画、調査、資料作成、開発補助、検証、改善まで、事業づくりのスピードは確実に上がっています。
だから、これからはアイデアを持っている人が、より早く形にできる時代になっていくと思います。

中尾
Q5. エイトではAIをどのように活用していきたいですか?

森田
私たちはAIを、人材、企業、地域をつなぎ、新しい価値を生み出すための力として活用していきたいと考えています。
マッチング、教育、業務支援、地域課題の分析、新規事業の立ち上げなど、AIが活きる場面はとても多い。
ただ便利に使うだけではなく、社会にとって意味のある形で実装していきたいと思っています。

中尾
Q6. AIを使ううえで、気をつけるべきことはありますか?

森田
一番大事なのは、AIを使うこと自体を目的にしないことです。
どんな課題を解決したいのか、誰にどんな価値を届けたいのかが先にあるべきです。
AIはあくまで手段であって、目的ではありません。
そこを間違えると、便利そうだけど意味がない、という状態になってしまいます。

中尾
Q7. 地方創生や中小企業にもAIの可能性はありますか?

森田
むしろ、とても大きいと思っています。
人手不足、情報発信の弱さ、属人化、業務負担の偏りなど、地方や中小企業が抱える課題は、AIで改善できる余地が大きいです。
これまで大企業しかできなかったことが、AIによって中小企業や地域でも実現しやすくなる。
そこにすごく大きな可能性を感じています。

中尾
Q8. AI時代に必要な人材とは、どんな人だと思いますか?

森田
単にAIツールを触れる人ではなく、AIを使って何を実現するかを考えられる人だと思います。
課題を見つける力、価値を設計する力、人を巻き込む力、最後に決める力が必要になります。
技術理解だけでなく、ビジネスや人間理解を持った人材が、これからますます重要になると思います。

中尾
Q9. AIの進化に不安を感じる人へ、どんなことを伝えたいですか?

森田
不安を感じるのは自然なことだと思います。
でも、大事なのは遠ざけることではなく、まず触れてみることです。
AIは、使ってみることで初めて見える可能性がたくさんあります。
難しく考えすぎず、自分の仕事や生活の中で、どこに役立つかを探してみることが第一歩だと思います。

中尾
Q10. 最後に、AIの可能性を一言で表すとしたら何ですか?

森田
「人と社会の可能性を拡張する力」だと思います。
使い方次第で、一人ひとりの挑戦を後押しし、企業の成長を加速させ、地域や社会の未来まで変えていける。
だからこそ、私たちはAIを正しく活かしながら、新しい未来をつくる挑戦を続けていきたいです。



